イマジンが聞こえた

今日は9月11日だから。

熊木杏里が歌う『イマジンが聞こえた』は、
日本に住む自分みたいな人間の心理を非常にうまく捉えた、
まさに熊木杏里の歌だ。

この歌は反戦の歌でもなければ、
テロを許せない！とか人が死んで悲しい！とかそういう歌じゃない。

『あまりに遠い出来事だと思ってた』

自分もそう思ってたというか今でも思ってる。

『今は讃えられながら　そびえる
　人が死んだ空気のビルを眺めてた

　だけどもぼくは　どこかでそんな事さえ
　かっこいいものに感じていた気がする』

こういうテーマの歌を書きながら、
でも実際は深く考えてませんと歌うのは素直に凄いです。

誰だってエエカッコしいで、
テロは許せない！とか言ってれば良い人のように思われるわけです。

この歌の中には綺麗事がない。
綺麗事があった方が素晴らしい楽曲になるかもしれないけど、
綺麗事がないから熊木杏里らしい深さになるんだろう。

『だけど世界はひとつだと言った
　イマジンが聞こえた』

だけど、ですよ。
こんな遠く平和な日本に住む、
深く考えていない僕らでも、
グラウンドゼロの前に立てば『イマジン』が聞こえるんですね。

この歌を聞いてグラウンドゼロに行ってみたいと思う気持ちを、
同時多発テロの話をテレビで目にしたとき『だけ』持つようになりました。

それが日本に住む自分です。

再来週はBONNIE PINK

これまたふじしま氏が思いつきでチケット入手したらしく、
BONNIE PINKも見に行くことになりました。

どんなライブなのか非常に楽しみです。
熊木杏里のライブは恐ろしく観客の皆様硬直してますんで、
BONNIE PINKのライブは全然違うんやろうなぁ。

熊木杏里アコースティックライブ『八月の友だち』～番外編～

アンコールが終わってドコに行ったか熊木杏里。

・・・ツアーパンフ売ってました。
それぞれ手渡しで・・・。

150人だからできるファンサービス！

ちなみにワタシは本人がライブ後に売り子するという情報は、
事前にキャッチ（笑）していたので、
ツアーパンフを先に買いませんでした。

無事ツアーパンフを手渡ししてもらい、
握手してもらいたかったけどシャイなワタシは、
『頑張ってください～』とだけ声をかけたのでした。

そして一緒に行ったふじしま氏。
最新シングル『七月の友だち』をお買い上げし、
直筆サイン入りポストカードをゲット。

自分はCD全部持ってるから・・・とよだれ垂らして見てたら、
あとでふじしま氏がくれました。

『あなたにとって友だちって何ですか？』
『ふじしま氏です』って言いたい（感涙）

さらにふじしま氏・・・、
スタッフに声を掛けはじめました・・・。

ふじしま氏『あの大きいポスターください』
スタッフ『うまく持っていけたらいいよ』

話をまとめてしまいました。
す、すごいよふじしま氏！

機をうかがうも・・・、
タイミングなく、
これは残念なのか？と思い出したころ、
全て（自分ら以外ｗ）のお客さんがはけ、
スタッフが片付けだしたところで、
さっき声をかけたスタッフが特大ポスターをふじしま氏とワタシにくれました。

撤収モードの熊木杏里に手をブンブン振ってから会場を後にしたのでした。
めちゃご満悦。

お願いしたら写真くらい一緒に撮ってくれそうやったなぁ。

で、これがツアーパンフと直筆サイン入りポストカード！

ツアーパンフはMCで本人が言ってましたが、
企画・熊木杏里で小説風の作りになってます。

中身は残暑見舞いから始まります。
写真、七月の友だちの詞、ディスコグラフィー、
熊木杏里が書いた詩、
杏里新聞なる壁新聞に4コマ漫画、
熊木杏里ベスト5、スタッフから一言、
そして感謝の言葉となっております。

もう1冊買っておけば、
3倍くらいの値段でいけるな・・・とは思う内容になってると思います（笑）

以上、番外編でした。
あー楽しかったー！

熊木杏里アコースティックライブ『八月の友だち』～後編～

いよいよ後編。

12.ノラ猫みたいに（3rd Albumより）

アップテンポに初めての手拍子（笑）
今までの曲はアップテンポもあったけど、
聞かせる歌すぎてほとんどみな金縛りやったもんね（笑）

この曲中では熊木杏里にフラダンスまで出ました（笑）
テンション高いなー。

13.顕微鏡（3rd Albumより）

一転またしっとり。

『あなたは顕微鏡で世界を見てる』

と言われるとドキッとしますね。

14.春の風（8th Singleより）

映画バッテリー主題歌。
この歌は聞けば聞くほどいい歌です。
爽やかなまさに春の風。
来年の選抜の主題歌とかにもどうですか？といいたい。

15.ゴールネット（9th Singleより）

個人的にツボな曲。
詞世界、曲調完璧です。
このライブでも1、2を争うくらい、
熊木杏里の歌声に力がこもってたように思う。

『僕だけのゴールネットを揺らしたくて戦いに出てく』

この戦いに出てくがいいんです。

16.朝日の誓い（9th Singleより）

最近ユニクロのCM（サトエリと松山君のやつ）でも流れてる朝日の誓い。

熊『いーいCMですよねー』

そればっかやな（笑）
この『八月の友だち』東京ライブで中島信也監督が見に来て、
そこで聞いた朝日の誓いに感動した中島信也監督がユニクロに推薦したんだとか。

こういうのを聞くと、
すごい運というかめぐり合わせというか。

17.最後の羅針盤（配信限定、New Album収録予定）

最後に決めるのは自分自身という歌で、
今の熊木杏里らしい歌です。

前にも書いたように思うけど、

『暖炉のように人が集まるそんな人にいつかなるために』

ってとこが好きです。

Encore.一等星（New Album収録予定）

初めて聞いたけどこれ・・・名曲だわ～！
これもCMソングになるみたいなんでどっかで聞けるようになるでしょう。

上の朝日の誓いのエピソードじゃないですが、
人と人の縁みたいのがテーマになってます。
今、一番感じることなんでしょう。



以上、ライブレポでした。
番外編に続く（笑）

熊木杏里アコースティックライブ『八月の友だち』～中編～

中編っていう？（笑）

6.時計（1st Singleより）

今回VAP時代からは1曲だけ。
真のデビュー曲ともいえる時計。
バラ色の珍生で5000人を超えるオーディションの中、
この曲を歌い上げてグランプリを勝ち取った曲。

彼からもらった時計。
歌をうたっていくことを決意して、
彼と別れた熊木杏里は時計を奥にしまって世の中に出てきたのだ。

深いです。

7.新しい私になって（7th Singleより）

熊木杏里をグッと有名にしたこの曲は、
ワタシが熊木杏里を知った曲でもあるので感慨深いです。

熊『いい詞ですよね。男の人が書いたとは思えない』


ここでバックミュージシャンが引き下がり、
熊木杏里がキーボードへ。

熊『このライブでは弾き語りをやってます。
　　大江千里さんのラジオ番組で今度違う人の歌をうたうんです。
　　で、カラオケで色々うたってみたんです。』

ということでカバー曲を1フレーズずつ披露。

8.夜空ノムコウ（SMAP/スガシカオ）

熊『いーい歌ですよねー』

サブイボ立ちます。

9.千の風になって（秋川雅史）

贅沢なメドレーです。

10.酒と泪と男と女（河島英五）

故・河島英五キター！
この歌はワタシのカラオケの持ち歌です（笑）

なんで河島英五知ってるかというと、
それは親父が好きでよくクルマで聞いてたからなんですね。
あと、はぐれ刑事か。

熊木杏里はワタシと同い年ということで、
熊木杏里のお父さんも河島英五が好きでよく聞いてたんちゃうかなーと、
勝手に深読み。

惜しくも熊木杏里は歌詞を間違えました。
男は飲み潰れて眠るんです。
飲み疲れて眠るんではないんですね（笑）

熊『私の歌も歌いますよ』

11.長い話（2nd Albumより）

長い話大好きなんでめちゃ嬉しかった。
17歳から22歳の熊木杏里ヒストリーをしっとり歌い上げる。
続編が待たれる歌です。

『22になってみても　それほど変わることはなく
　ひとつ変わったことと言えばタバコをやめた
　強く思うことはとても難しくて
　今もまだ自分を信じきれずにいる
　
　なぜ生きてるの　なぜ生きてゆくの
　なにもないから　なにかになりたい』

結局、皆いつまでもこういうことに悩みながら、
なにかになりたいと思って生きていくんよね。

自分だけがそんなことで悩んでるんじゃないんだと思わせてくれる。
自分にもなにもないよ、でもなにかになりたい。



これちゃんと読んでくれてる人おる？
自分が熱くなるほど読者は引いていく気がプンプンするぞ！（笑）